2006年東京六華同窓会総会懇親会

 今年、創立101年目を迎えた東京六華同窓会。その記念すべき新世紀第1回目の総会懇親会が、6月3日に開催された。この日、会場となった東京虎ノ門パストラルには、最年長96歳の藤野亮二氏(中33期)から、下は大学1年生まで520名の同窓生が参集した。

2006年6月3日(土曜日)虎ノ門パストラルにて東京六華同窓会総会懇親会が開催された。


 今回の総会、懇親会では、それぞれエポックメイキングとなるイベントがあった。まず総会において東京六華同窓会長交代の発表。懇親会では、札幌にいる現役南高生と会場をつなぐ「2元中継」である。
 東京六華同窓会の会長職は、大久保尚武氏(南8期・積水化学社長)が、3期6年に渡ってつとめてこられたが、この日の総会で竹島一彦氏(南11期・公正取引委員会委員長)にバトンタッチされた。
「今後も東京六華同窓会が発展を続けるためには、各期・クラス会レベルでの会合を積み重ねていくことが大切です。微力ながら、私はそのお手伝いをしていく所存です」と、竹島新会長は就任の抱負を語った。

百一年目を迎えた同窓会々長に、南11期の竹島一彦氏が就任された。


 続いての懇親会では、南高校視聴覚教室に集まった約20名の生徒たちの姿が、会場の大型スクリーンに映し出された。懇親会場の様子もリアルタイムで札幌に送られるという、インターネットを使った生中継である。
 片山昌彦実行委員長(南23期)の開会宣言に始まり、来賓として上京された諏江康夫校長、一中38期の長田壽雄氏(91歳)の挨拶。そして「現役高校生による一中校歌斉唱」や「メッセージの交換」など現役南高生との交流に、会場はおおいに盛り上がった。この後、恩師紹介、南高生へのアンケート結果発表、大先輩(中33期〜南3期)への記念品贈呈などのイベントが続く。そして、いよいよフィナーレへ。
 熊谷幾三郎氏(中40期)のリードで、壇上に上がった一中期の先輩たちによる一中校歌斉唱。さらに応援歌と優勝歌と続く熱唱に、会場全体が熱気に包まれた。その中で毎年恒例の「大扇」引き渡しが行われ、来年実行委員長を務める南24期の山田清志氏が、決意を表明。最後に南高校歌斉唱、阿久津幸一実行副委員長(南23期)の閉会宣言で懇親会は盛況の中、無事に終了した。

今年の実行委員会(南23期)がお世話になった恩師の方々。


 この日、中間テストが近いにもかかわらず、札幌からの中継に集まってくれた現役南高生が、いつの日か地元を離れたとき、東京六華に足を運んでくれることを期待したい。

(岩崎卓也・南29期)